夜の散歩は気持ちいい。
久しぶりに本屋へ行き、本を買った。
本屋の雰囲気が好きだ。
お目当ての本があったから行ったんだけど
それ以外に2冊気になって、
そのうちの1冊だけ買った。
だから計2冊購入。
迷った2冊はどちらも同じような本だったけど
(小説ではなく、自己啓発的な)
決め手は
・一見わかりづらかったこと
だった。
人間こうあるべきだ、みたいな本を読むのが
昔から好きで
そういう本が並んでいるのを見るたびに
興味をそそられる。
あーなるほどね、ってやつから
ちょっと極端すぎるだろ、ってやつまで
筆者の人生観が垣間見れて面白い。
今日は「オリジナルワンな生き方」という本を買ってみた。
「ナンバーワンでもオンリーワンでもない、オリジナルワンだ」という
ややSM○Pを批判したかのようなコメントにおおいに笑った。
そこまで言うなら聞かせてもらおうじゃないか、あなたの意見を。
お目当ての小説(こっちはストーリー物)も手に入って大満足。
店を出たら、空もきれいで尚良しだった。
触ったことの無いiPadを否定するつもりはないんだけど
やっぱり本は、モニターじゃなくて紙で読みたい。
デジタル化の波がどんどん進んで
無駄に在庫を抱えなくてよかったり
資源の無駄使いも減ってecoだって言うのもわかるんだけど
デジタルの本が、10年後自分の手元にある自信がない。
幼い頃のアルバム、とかと同じだと思うんだよね。
卒業アルバムでも良い。
もしそれが、製本せずにCD−RやUSBメモリみたいな
データ化されたものだったら
今でも実家の押入れにあったかなぁ。
あったとしても、それを見たいと思っただろうか。
もしかしたら今後は、
最近急速に進むネットワークのクラウド化のおかげで
どこか知らない国のサーバーから
ネット使って引っ張ってくるようになるのかな。
(そんなデータ、漏洩とか本当に嫌。恥ずかしすぎるし。)
あらゆることは、それがスタンダードになってしまえば
特に不便を感じることもなく生活するだけのこと。
いつの間にか消えていったレーザーディスクや
火が消えかかっているカセットテープやMDも
CDやDVDに変わっただけに思うけど
そのCDやDVDも、何年かしたらカセットテープやMDみたいに
無くなっていっても不思議じゃない。
僕らが60歳くらいになったとき
CDやDVDもすっかり衰退して
再生する機械が身の回りになくなっていたとしたら
データで残しておいた写真や本を、どうやって振り返ればいいかなぁ。
もうすっかり機械オンチになった自分に
親切に教えてくれる若者がそばにいればいいけどね。
その時は、その若者にもそのデータが見られちゃうわけだ。
それが嫌だとは一概には思わないけど。
もし自分が介護施設に入っていたら
そこのPCからネットを通じて引っ張ってこれたら嬉しいかもしれないし。
ただ、一人でこっそり振り返られるように
大事な本や写真は、物として手元においておきたいと思う今日この頃です。